TikTok等で古い映像のショートバージョン等がよく見られる昨今。デジタル化した古い映像はノイズが乗っていたり、輪郭がにじんで見えにくかったりします。そんなときは無料の動画編集ソフト「Avidemux」の機能を使えば簡単に補正できます。Avidemuxでデジタル化した古い映像を高画質化する手順を紹介します。
Avidemuxで高画質化する使い方
Avidemuxは主要な形式にはすべて対応する動画編集ソフト。無料ながらたくさんのフィルターが用意されており、アナログ特有の映像の乱れや明るさなどを補正可能です。専用サイトからダウンロードできます。
それでは、Avidemuxでデジタル化した古い映像を高画質化する使い方を見ていきましょう。まずは出力形式の選択から。補正したい動画を読み込んだら「Video Output」を「Mpeg4 AVC(x264)」にします。次に「Filters」をクリックします。明るさ・コントラストの調整です。「Colors」内にある「Adjust contrast~」を選択すると明るさやコントラストを調整できるフィルターが開きます。スライダーを移動して好みの設定しましょう。
Avidemuxでぼやけた古い映像をシャープにする使い方
Avidemuxで映像をシャープにする使い方は「Sharpness」内の「Asharp」を選択します。ぼやけた映像をクッキリとシャープに表示してくれるフィルターが起動。数値を変更して効果の度合いを調整します。
Avidemuxで古い映像のノイズを除去
Avidemuxでノイズを取り除く使い方なら「Noise」内の「Mplayer Denoise3D」を選択。ノイズを取り除くフィルターを有効にします。これも効果の度合いを調整できますが、標準設定のままでほぼ大丈夫です。
最後は出力形式を指定して保存します。「Output Format」を「MP4Muxer 」にしてツールバーの保存ボタンをクリックして保存先を指定。これで動画の変換が始まります。変換が完了したら動画を再生して、処理した映像全体のバランスを確認しましょう。
Avidemuxでカクカクした古い映像をヌルヌルにする方法
Avidemuxでフレームレート値の設定を行うには、videoコーデックの「Filter」→「Transform」→「Resample fps」を選択します。 デフォルト値は「29.970」になっているので、任意の数値に変更します(極端に数値を落とすと、動画がカクつきます)。ヌルヌルと言われている値は60.00です。
Avidemuxはシンプルながら高機能な動画編集ソフトウェアで、古い映像の修復にも最適です。この記事を参考に、自分の持っている古い映像も高画質化してみてください!
古い発掘動画や古い映像を4Kのような高画質に変換したい場合
古い発掘動画や古い映像を4Kのような高画質に変換したい場合、以下の手順と注意点を参考にしてみてください。
手順:
- 原材料確認:
- 古い映像の質やフォーマットによって、変換後の画質に違いが出ます。元が低画質の場合、4Kに近づけるのは難しいこともあります。
- ソフトウェア選択:
- 古い映像のアップスケーリングやノイズリダクションなどを行う専門のソフトウェアやサービスを選びます。FonePaw スーパーメディア変換や、AIを用いたアップスケーリング技術を持つ「Topaz Video Enhance AI」などがあります。
- 変換処理:
- ソフトウェアの指示に従い、古い映像をインポートして4Kにアップスケーリングします。
- ノイズリダクション、色調整、シャープネスの調整など、必要な編集を加えます。
- 保存と確認:
- 4K解像度で映像を出力保存します。
- 出力された映像を再生して、画質や色合いなどのバランスを確認します。
注意点:
- 著作権:
- 古いアイドルの映像には著作権が存在する可能性があります。私的利用の範囲を超えて変換、公開、再配布する場合、著作権の侵害となることがあります。著作権に関する法律や規定を確認し、適切に対応してください。
- 期待の画質:
- どれだけ高度なソフトウェアを使用しても、元の映像の情報量に限界があるため、完全に本物の4K映像と同等の品質にすることは難しい場合があります。
- 保存フォーマット:
- 4K動画はファイルサイズが大きくなるため、保存時のフォーマットや圧縮率を適切に選択することで、品質とファイルサイズのバランスを取る必要があります。
古い映像を4Kにアップスケーリングすることで、新しい視点や感動を得ることができるでしょう。ただし、上記の注意点を念頭に置きながら、適切に手続きを進めてください。