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【Maschine MK3】楽器できない初心者でもDTMできるMIDIコントローラーで曲を作ってみよう!

こんにちは!「https://urubeki.xyz」の管理人です。音楽を作りたいけど、楽器が弾けない、DTM(デスクトップ・ミュージック)に挑戦したいけど何から始めればいいかわからない…そんなあなたに朗報!今回は、NativeInstrumentsの大人気MIDIコントローラー「Maschine MK3」を使って、初心者でもプロクオリティの曲を作れる方法を、全9回のエピソード形式で徹底解説します!Maschine MK3は、直感的な操作性と豊富な機能で、楽器の経験がなくてもビートメイクや楽曲制作を楽しめるツールです。この記事では、起動から曲の完成まで、ステップごとに見ていきます。EP1からEP9まで、順番に進めれば、あなたも自分だけのオリジナル曲を作れるようになりますよ!さあ、一緒に音楽制作の旅を始めましょう!

Native Instruments グルーヴ制作システム MASCHINE MK3 Black

EP1: Maschine MK3の起動からリアルタイムレコーディングMaschine MK3をセットアップしようまず、Maschine MK3をパソコンに接続し、ソフトウェアをインストールします。Native Instrumentsの公式サイトから「Maschine 2」ソフトウェアをダウンロードし、指示に従ってインストールしてください。付属のサウンドライブラリもインストールしておくと、すぐに豊富な音素材が使えます。接続が完了したら、Maschine MK3の電源を入れ、ソフトウェアを起動。画面にプロジェクト画面が表示されます。Maschineのインターフェースは、グループ(音の集合)、サウンド(個別の音)、パターン(リズムやメロディのフレーズ)で構成されています。初心者にとっては少し複雑に感じるかもしれませんが、実際に触ってみると直感的です。プロジェクトの作成新しいプロジェクトを作成するには、画面左上の「File」→「New Project」を選択。Maschine MK3のディスプレイにもメニューが表示されるので、ハードウェアから操作も可能です。プロジェクトができたら、グループAにキック、スネア、ハイハットなど、ドラムキットの基本的なサウンドがロードされます。リアルタイムレコーディングをやってみようMaschine MK3の最大の魅力は、パッドを使ったリアルタイムレコーディング。楽器が弾けなくても、パッドを叩くだけでリズムを作れます。以下は手順です:

  1. グループとサウンドを選択
    Maschine MK3の左側にある「Group」ボタンでグループAを選択。パッドを叩いて、どのパッドがどの音(キックやスネアなど)に対応しているか確認しましょう。
  2. レコーディングモードに入る
    Maschine MK3の「REC」ボタンを押してレコーディングモードに。メトロノームをオンにするには「METRONOME」ボタンを押します。
  3. パッドを叩いてリズムを録音
    例えば、4つ打ちのビートを作りたい場合、キック(C1パッド)を4拍子で叩き、スネア(D1パッド)を2拍目と4拍目に叩きます。リアルタイムで叩くので、最初はタイミングがずれるかもしれませんが、気軽に試してみましょう!
  4. クオンタイズで修正
    もしタイミングがズレても大丈夫!Maschineには「Quantize」機能があり、叩いたリズムを自動で正確なグリッドに合わせてくれます。「QUANTIZE」ボタンを押して、設定を「1/16」にすると、16分音符単位で整います。

このリアルタイムレコーディングは、Maschineの醍醐味。楽器が弾けなくても、パッドを叩く楽しさでリズムが生まれます。まずはシンプルなビートを作ってみて、感覚をつかんでください!


EP2: ステップ入力で正確なビートを作るリアルタイムレコーディングが楽しい一方、もっと正確にリズムを組みたいという方には「ステップ入力」がおすすめ。Maschine MK3のステップシーケンサーを使えば、グリッド上で音を配置する感覚でビートを作れます。ステップ入力の基本

  1. ステップモードに切り替え
    Maschine MK3の「STEP」ボタンを押すと、ディスプレイに16個のグリッドが表示されます。これは1小節を16分音符で分割したものです。
  2. 音を配置する
    例えば、キックを1拍目と3拍目に置きたい場合、対応するパッド(C1)を押しながら、グリッドの1番目と9番目を選択。点灯したパッドが音の入る位置を示します。
  3. スネアやハイハットを追加
    スネア(D1)を2拍目と4拍目(グリッドの5番目と13番目)に配置。ハイハット(F1)は16分音符の裏拍(2、4、6、8など)に配置すると、ビートに動きが出ます。

ステップ入力のコツ

  • ベロシティを調整:パッドを強く押すと音量が大きく、弱く押すと小さくなります。これでビートに抑揚をつけられます。
  • 長さを変える:グリッド上で音の長さを調整可能。ハイハットを短くしたり、スネアを長めにしたりして、変化を加えてみましょう。

ステップ入力は、楽器のスキルがなくても、マウスで点を打つような感覚でリズムを作れるので初心者にぴったり。EP1のリアルタイムレコーディングと組み合わせると、より自由度が広がります!


EP3: エンベロープで音をコントロールビートができたら、次は音の質感を調整して、よりプロらしいサウンドに近づけましょう。Maschine MK3のエンベロープ機能を使えば、音の立ち上がりや減衰を細かくコントロールできます。エンベロープとは?エンベロープは、音の「形」を決めるパラメータ。主に以下の要素で構成されます:

  • アタック:音の立ち上がりの速さ。短いとパンチのある音に、長いと柔らかい音に。
  • ディケイ:音がピークからどれくらいで減衰するか。
  • サステイン:音が持続するレベル。
  • リリース:音が消えるまでの時間。

エンベロープの設定方法

  1. サウンドを選択
    例えば、キック(C1)を選択し、「SOUND」タブに移動。
  2. エンベロープを開く
    Maschineソフトウェアの「Sampler」モジュール内で「Envelope」を選択。Maschine MK3のノブを使って調整も可能です。
  3. キックのエンベロープを調整
    キックにパンチを出すには、アタックを短く(0.1ms程度)、ディケイを中程度(200ms)に設定。リリースを少し長めにすると、自然な響きになります。
  4. ハイハットのエンベロープ
    ハイハットはディケイを短く(50ms程度)して、シャープな音に。サステインを低くすると、チッチッという軽快なリズムに仕上がります。

エンベロープをいじると、同じキックやスネアでも全く違う印象に。試しにアタックを極端に長くしたり短くしたりして、音の変化を楽しんでみてください!


EP4: サンプルの入れ替えとスネア音作りMaschine MK3の強みは、豊富なサンプルライブラリとカスタマイズ性。デフォルトのサウンドが物足りないと感じたら、サンプルを入れ替えて自分好みのスネアを作ってみましょう。サンプルの入れ替え

  1. ライブラリからサンプルを選択
    Maschineソフトウェアのブラウザを開き、「Samples」タブからスネアを探します。ジャンルや音のタイプでフィルタリング可能。
  2. ドラッグ&ドロップ
    気に入ったスネアサンプルを、グループAのスネア(D1)にドラッグ。Maschine MK3のディスプレイからもブラウザ操作が可能です。
  3. 外部サンプルのインポート
    自分の持っているWAVやMP3ファイルを使いたい場合は、ブラウザの「User」タブにファイルをドラッグしてインポート。

スネアの音作りスネアに個性を出すには、以下を試してみましょう:

  • ピッチ調整:スネアのピッチを下げると重厚に、上げると軽快になります。Maschine MK3の「TUNE」ノブで調整。
  • エフェクト追加:リバーブやディレイを加えると、スネアに奥行きが出ます。「FX」タブから「Reverb」を選び、Wet/Dryを30%程度に設定。
  • レイヤリング:2つのスネアサンプルを重ねると、ユニークな音に。例えば、シャープなスネアにクラップを重ねてパンチを強化。

スネアはビートの要。時間をかけて音を調整すると、曲全体の印象がグッとプロらしくなります!


EP5: ビートをシャッフルしてグルーヴを出すシンプルなビートもいいですが、少し「揺れ」を加えると、より人間らしいグルーヴが生まれます。Maschine MK3の「Swing」機能を使って、ビートをシャッフルしてみましょう。スウィングとは?スウィングは、音のタイミングを微妙にずらして、リズムに「揺れ」を加えるテクニック。ヒップホップやジャズでよく使われます。スウィングの設定方法

  1. グループを選択
    グループAを選択し、「GROOVE」セクションを開く。
  2. スウィングを調整
    Maschine MK3のノブで「Swing」を20~40%程度に設定。ソフトウェア上でもスライダーで調整可能。
  3. ハイハットに適用
    スウィングはハイハットに特に効果的。16分音符のハイハットにスウィングをかけると、ビートが軽快に跳ねます。

シャッフルのコツ

  • ジャンルに合わせる:ヒップホップならスウィングを強め(40%)、ハウスなら控えめ(20%)がおすすめ。
  • リアルタイムで試聴:スウィング値を変えながら再生し、耳で確認。微妙な変化がグルーヴの鍵です。

スウィングを加えると、機械的なビートが一気に生き生きとしたものに。EP1やEP2のビートにスウィングを加えて、違いを体感してみてください!


EP6: パターンのバリエーションを増やす同じビートがループすると単調になりがち。Maschine MK3のパターン機能を活用して、ビートに変化を加えましょう。パターンの作り方

  1. 新しいパターンを作成
    Maschine MK3の「PATTERN」ボタンを押し、ディスプレイで「+」を選択。新しいパターン(Pattern 2)が作成されます。
  2. バリエーションを追加
    Pattern 1のビートをコピーし、例えばハイハットを増やしたり、キックのパターンを変えたりします。パッドを押して音を追加/削除。
  3. シーンの設定
    パターンをシーンに割り当てて、曲の展開を作ります。「SCENE」ボタンを押して、Pattern 1をScene 1に、Pattern 2をScene 2に割り当て。

バリエーションのアイデア

  • フィルイン:パターン末尾にスネアやクラッシュを追加して、盛り上がりを演出。
  • 音の抜き差し:キックを一時的に抜くと、緊張感が生まれます。
  • 長さを変える:パターンを2小節や4小節に変更して、変化を強調。

パターンのバリエーションがあると、リスナーを飽きさせず、曲にストーリー性が生まれます。


EP7: ズレを使ってグルーヴをさらに強化スウィングだけでは物足りない? なら、Maschine MK3の「Nudge」機能で音を意図的にずらして、独特のグルーヴを作りましょう。ヌッジの使い方

  1. ノートを選択
    ソフトウェアのピアノロールで、動かしたいノート(例えばハイハット)をクリック。
  2. ヌッジで微調整
    Maschine MK3の「NUDGE」ボタンを押して、ノートを左右に移動。16分音符の1/10程度ずらすと、自然な揺れが生まれます。
  3. グルーヴテンプレート
    Maschineにはグルーヴテンプレートがあり、有名なドラムマシンの揺れを再現可能。ブラウザから「Groove」を検索して適用。

ズレのコツ

  • ハイハットやスネアに効果的:キックはグリッドに合わせ、ハイハットやスネアを少しずらすとバランスが良い。
  • やりすぎ注意:ズレを大きくしすぎるとリズムが崩れるので、微調整を心がけて。

この微妙なズレが、プロのビートメイカーの秘密。EP5のスウィングと組み合わせると、さらにグルーヴ感が増します!


EP8: ベースとシンセを乗せて楽曲を彩るビートが完成したら、ベースやシンセを追加して、曲にメロディとハーモニーを加えましょう。ベースの追加

  1. 新しいサウンドを追加
    グループAに新しいサウンド(例:Sound 5)を追加し、ブラウザからベースサウンドを選択。
  2. ベースラインの入力
    ステップ入力で、キックのタイミングに合わせたシンプルなベースラインを作成。C2やG2などの低い音域を選ぶと重厚感が出ます。
  3. エフェクトで強化
    ベースに「Saturation」エフェクトを追加して、温かみのある音に。Maschine MK3の「FX」セクションで設定。

シンセの追加

  1. シンセサウンドを選択
    新しいサウンドに「Massive」などのシンセプラグインをロード。明るいパッドやリードを選ぶと、曲に華やかさが出ます。
  2. メロディの入力
    ステップ入力で簡単なメロディを。Cメジャースケール(C, D, E, G, Aなど)を使うと初心者でもハズレなし。
  3. アルペジエーターを活用
    Maschineの「Arpeggiator」をオンにすると、単音から自動でアルペジオを生成。動きのあるフレーズが簡単に作れます。

ベースとシンセが入ると、ビートが一気に「曲」らしくなります。EP6のパターンを活かして、ベースやシンセにもバリエーションを加えてみましょう。


EP9: 曲の組み立てと完成いよいよ曲を完成させるステップ!Maschine MK3の「Song」モードを使って、パターンをつなげて1曲にまとめます。曲の構成を考える一般的なポップやヒップホップの構成は以下のような流れ:

  • イントロ(8小節)
  • ヴァース1(16小節)
  • コーラス(8小節)
  • ヴァース2(16小節)
  • コーラス(8小節)
  • ブリッジ(8小節)
  • コーラス(8小節)
  • アウトロ(8小節)

シーンをつなげる

  1. シーンを並べる
    「SCENE」モードで、EP6で作ったパターンをシーンに割り当て。イントロはシンプルなビート、ヴァースでベースを追加、コーラスでシンセをフルに鳴らすなど、展開を意識。
  2. トランジションを追加
    シーン間にクラッシュシンバルやライザー(盛り上がり音)を入れて、スムーズな移行を演出。
  3. ミキシング
    Maschineの「Mixer」ビューで、各サウンドの音量を調整。キックとベースが主役、ハイハットは控えめ、シンセは広がりを持たせるようにパン(左右)を設定。
  4. マスタリング
    マスタートラックに「Limiter」を追加して、全体の音圧を上げます。Maschineの「Ozone Elements」などを使えば、簡単にプロらしい仕上がりに。

書き出し完成した曲は「File」→「Export Audio」でWAVやMP3に書き出し。設定は44.1kHz、16bitで十分です。書き出した曲をSNSでシェアして、友達に自慢しましょう!


まとめ:Maschine MK3で音楽制作の第一歩を!これで、Maschine MK3を使った曲作りの全行程をカバーしました!EP1のリアルタイムレコーディングから始まり、ステップ入力、エンベロープ調整、サンプル入れ替え、スウィングやヌッジでのグルーヴ作り、ベースやシンセの追加、そして曲の構成まで、初心者でもプロクオリティの曲を作れるプロセスを紹介しました。Maschine MK3は、楽器が弾けなくても直感的に音楽を作れる素晴らしいツール。最初は慣れないかもしれませんが、触っているうちにアイデアがどんどん湧いてきます。この記事を参考に、まずは1曲完成させてみてください。そして、完成した曲を「https://urubeki.xyz」のコメント欄やSNSでシェアしていただければ、管理人も喜びます!次回は、さらに進んだテクニックや、Maschine MK3を使ったエフェクトの活用法を紹介予定。音楽制作の楽しさを一緒に深めていきましょう!

NATIVE INSTRUMENTS公認 MASCHINE徹底攻略ガイドブック ひらめきがサウンドに直結する究極のビートメイク・ツール

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