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プロが教える!作曲スピードUP方法:短時間で高品質な曲を作る6つのコツ2025

プロが教える!作曲スピードUP方法:短時間で高品質な曲を作る6つのコツ

作曲を始めたい、またはもっと効率的に曲を作りたいと思っているあなた!「夜に駆ける」や「Dynamite」のようなキャッチーで完成度の高い楽曲を短時間で作りたいなら、プロのテクニックを取り入れるのが近道です。この記事では、J-POP、EDM、HIPHOPなどのジャンルで使える、作曲スピードを劇的に上げる6つの方法を紹介します。初心者から中級者まで、すぐに実践できる具体的なコツを3000字以上で詳しく解説します。DAWの操作から音源選び、効率的なワークフローまで、これを読めばあなたの作曲がグッと加速しますよ!

1. テンプレートを作る:ジャンルごとの「型」を準備する

作曲のスピードを上げるには、毎回ゼロから考えるのではなく、ジャンルごとの「テンプレート」を作ることが重要です。特にJ-POP、EDM、HIPHOPのような人気ジャンルには、決まった構造や特徴があります。これをテンプレート化することで、アイデア出しやアレンジの時間を大幅に短縮できます。

テンプレートの作り方

  • J-POP:J-POPはメロディ主導で、Aメロ→Bメロ→サビの流れが基本。コード進行はC-G-Am-Fのようなシンプルなものが多く、イントロは8~16小節でキャッチーに。YOASOBIの「夜に駆ける」を参考に、4つ打ちのドラムとピアノのアルペジオをテンプレートに組み込むと、J-POPらしい雰囲気がすぐ作れます。
  • EDM:EDMはビルドアップとドロップが命。イントロ→ビルドアップ(16小節)→ドロップ(8~16小節)の構成を基本に、キックとベースのグルーヴを強調。Martin Garrixの「Animals」のように、サイドチェインを効かせたシンセパッドをテンプレートに入れておくと効率的です。
  • HIPHOP:HIPHOPはループベースで、ドラムのスウィング感やハイハットのリズムが重要。DrakeやKendrick Lamarを参考に、808ベースとスネアのロールをテンプレートに設定。コード進行は2~4つのコードをループさせ、シンプルに保ちます。

実践例

DAW(Logic Pro、Ableton Live、FL Studioなど)にテンプレートプロジェクトを保存しましょう。たとえば、J-POPならドラムトラック(4つ打ち)、ピアノ、ベース、シンセパッドのトラックを事前に設定。BPMは120~130、キー(調)はCメジャーやAマイナーに設定しておくと汎用性が高いです。テンプレートを使うと、アイデアをすぐに形にでき、作曲開始から10分以内に基本的なトラックが完成します。

ポイント:テンプレートは「枠組み」にすぎません。細かい音色やメロディは後でアレンジすればOK。まずは「型」を作って時間を節約しましょう。

2. 完成形を決める:ゴールを明確にして迷わない

作曲で時間がかかる最大の原因は「何を作りたいか」が曖昧なこと。プロは曲の完成形を最初にイメージしてから作業を始めます。たとえば、YOASOBIの「夜に駆ける」のような疾走感のあるJ-POPや、BTSの「Dynamite」のような明るいダンスポップを参考に、ゴールを明確にしましょう。

完成形を決めるステップ

  1. リファレンス曲を選ぶ:作りたいジャンルや雰囲気に近い曲を1~2曲ピックアップ。たとえば、EDMならThe Chainsmokersの「Closer」を参考に、メロディのキャッチーさとドロップの盛り上がりを目指す。
  2. 構成を書き出す:リファレンス曲の構成を分析し、自分の曲に適用。たとえば、「夜に駆ける」は「イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ→間奏→2番→サビ→アウトロ」の構成。これを真似しつつ、自分のオリジナル要素を加える。
  3. イメージをメモする:曲のテーマや雰囲気(例:夜のドライブ、夏のフェス、都会の孤独など)をメモ。視覚的なイメージがあると、メロディやアレンジの方向性がブレません。

オリジナルへの応用

リファレンス曲をコピーするのではなく、「構造」や「雰囲気」を借ります。たとえば、「Dynamite」の明るいビートとレトロなディスコ感を参考に、自分の曲ではギターのリフを加えて個性を出す。こうすることで、プロのクオリティに近づきつつ、オリジナリティを保てます。

ポイント:完成形を決めることで、無駄な試行錯誤が減り、作業時間が半分以下に。最初に5分かけてゴールを決めるだけで、全体の効率が劇的に上がります。

3. あまり聴き返さない:完璧主義を捨てて前に進む

作曲中に何度も聴き返して修正を繰り返すと、時間がどんどんかかります。プロは「完璧を求めすぎない」ことでスピードを維持します。特にJ-POPやEDMは、勢いと直感が大事。細かいミスはミキシングやマスタリングで調整可能です。

聴き返さないためのコツ

  • タイマーをセット:1セクション(例:Aメロの8小節)を20分以内に作るルールを設ける。時間が来たら次のパートに進む。
  • ラフミックスでOK:音量バランスやパン(左右の定位)は大まかで十分。完璧なEQやコンプレッサーは後で調整。
  • 直感を信じる:最初に浮かんだメロディやリズムが意外と良い場合が多い。HIPHOPなら、808ベースのフレーズを即座に録音して次のパートへ。

実例

「夜に駆ける」のような曲は、疾走感のあるピアノフレーズが核。最初のアイデアをDAWに打ち込んだら、2~3回聴いて「まあいいか」と次に進む。後で聴き返すと「意外といい!」と思うことが多いです。逆に、何十回も聴き返すと、細かい欠点ばかり気になって進まなくなります。

ポイント:1パートを20~30分で仕上げ、全体を2~3時間でラフなデモに。完璧主義は後工程で発揮しましょう。

4. 良い音源やプラグインを使う:クオリティを即座に上げる

プロの曲が短時間で高品質に聴こえるのは、優れた音源やプラグインのおかげ。J-POP、EDM、HIPHOPそれぞれで使える定番プラグインを導入することで、作曲スピードとクオリティが一気に向上します。

おすすめ音源・プラグイン

  • Nexus(全ジャンル):J-POPのピアノやストリングス、EDMのシンセリード、HIPHOPのベースに使える万能音源。プリセットが豊富で、初心者でも即プロ級の音が出せます。
  • Serum(EDM/HIPHOP):EDMの分厚いシンセサウンドや、HIPHOPの重低音に最適。プリセットを選んで少し調整するだけで、ドロップやビートが完成。
  • Omnisphere(J-POP/EDM):壮大なパッドやアトモスフィアが得意。「夜に駆ける」のような空間系のサウンドに最適。
  • Kontakt(J-POP/HIPHOP):リアルなドラムやアコースティック楽器が豊富。HIPHOPの生ドラム風ビートや、J-POPのストリングスに活用。

使い方のコツ

  • プリセットを活用:NexusやSerumのプリセットはプロが作った音。ゼロから音作りするより、プリセットを選んで微調整する方が速い。
  • レイヤリング:たとえば、EDMのドロップでは、Serumの太いシンセにNexusの軽いパッドを重ねると奥行きが出る。5分で完成するレイヤリングでプロの音に近づけます。

ポイント:良い音源は初期投資が必要ですが、作曲時間の短縮とクオリティ向上に直結。無料プラグインも良いですが、NexusやSerumは1つあれば何年も使えます。

5. ループ素材を使う:時間を節約しつつクオリティを保つ

ループ素材(ドラムループ、シンセループなど)は、作曲スピードを劇的に上げる秘密兵器です。J-POPのドラムパターンや、EDMのビルドアップ、HIPHOPのビートに使えるループ素材を活用しましょう。

おすすめループ素材

  • Splice:J-POP、EDM、HIPHOPのループやサンプルが豊富。BPMやキーを指定して検索でき、DAWにドラッグ&ドロップで即使用可能。
  • Loopmasters:HIPHOPのドラムループやEDMのシンセフレーズが充実。プロが作ったループで、ミックス済みのクオリティが高い。
  • Cymatics:無料サンプルパックも多く、EDMやHIPHOPに特化。初心者でも使いやすい。

ループ素材の使い方

  • ドラムループ:HIPHOPならスネアとハイハットのループを、J-POPなら4つ打ちのキックパターンを選び、テンポを調整。
  • メロディループ:EDMのビルドアップやJ-POPのピアノフレーズに使えるループを活用。ループをカットしたりエフェクトをかけたりしてオリジナル感を出す。
  • 組み合わせ:Spliceでドラムループ、Nexusでシンセパッドを組み合わせると、10分以内にプロ級のデモトラックが作れます。

ポイント:ループ素材は「手抜き」ではありません。プロも多用しており、時間を節約しつつクオリティを保つ秘訣です。Spliceの無料トライアルから始めてみましょう。

6. DAWを使えるようになる:ショートカットを覚えて作業を効率化

DAW(Digital Audio Workstation)は作曲の心臓部。Logic Pro、Ableton Live、FL StudioなどのDAWを効率的に使いこなすことで、作曲スピードが飛躍的に上がります。特にショートカットを覚えると、作業が10倍速くなります。

おすすめDAWとショートカット

  • Logic Pro(J-POP向き):Apple製で直感的な操作性。ショートカット例:R(録音開始)、Command+T(トラック作成)、Command+S(保存)。
  • Ableton Live(EDM/HIPHOP向き):ライブパフォーマンスやループベースの作曲に最適。ショートカット例:Cmd+Shift+R(オーディオ書き出し)、Tab(アレンジビューとセッションビューの切り替え)。
  • FL Studio(HIPHOP/EDM向き):ステップシーケンサーが使いやすく、初心者に優しい。ショートカット例:F5(プレイリスト表示)、F7(ピアノロール表示)。

Pro Tools (現場で使える)キーボードショートカット一覧

DAW習熟のコツ

  • 毎日10分練習:DAWを開き、ショートカットを使って簡単なビートを作る。これを1ヶ月続けると操作が体に染み付きます。
  • テンプレートと連携:1で作ったテンプレートをDAWに保存し、起動時にすぐ使えるようにする。
  • チュートリアルを活用:YouTubeやUdemyでDAWの初心者向け動画を見て、基本操作をマスター。たとえば、「FL Studio HIPHOPビート作り方」で検索すると実践的な動画がたくさん。

ポイント:DAWは最初は複雑に感じますが、ショートカットを覚えるとマウス操作の10分の1の時間で作業可能。1ヶ月でプロ並みのスピードが手に入ります。

まとめ:6つのコツで作曲スピードを爆上げ!

この記事で紹介した6つの方法を実践すれば、J-POP、EDM、HIPHOPのどんなジャンルでも、短時間で高品質な曲を作れるようになります。以下にポイントをまとめます:

  1. テンプレートを作る:J-POPなら4つ打ち、EDMならドロップを意識した「型」を準備。
  2. 完成形を決める:「夜に駆ける」や「Dynamite」を参考にゴールを明確化。
  3. あまり聴き返さない:完璧主義を捨て、20~30分で1パートを仕上げる。
  4. 良い音源やプラグインを使う:NexusやSerumでプロ級の音を即座に。
  5. ループ素材を使う:SpliceやLoopmastersで時間を節約しつつクオリティアップ。
  6. DAWを使えるようになる:ショートカットを覚えて作業を10倍速に。

これらを組み合わせれば、1曲のデモを2~3時間で完成させることも夢ではありません。まずは1つずつ試して、自分のワークフローに取り入れてみてください。作曲は「スピード」と「楽しさ」が大事。効率的に作ることで、アイデアをどんどん形にでき、モチベーションも上がります!

次のステップ:今すぐDAWを開き、テンプレートを作ってみましょう。Spliceでループ素材を1つ選び、Nexusでシンセを鳴らして10分で簡単なビートを作ってみる。そこから「夜に駆ける」のようなサビをイメージしてメロディを追加。1時間後には、あなたのオリジナル曲の原型が完成しているはずです!


次回は

プロが教える!DAW初心者心得:今すぐ上達するための3つのステップ2025

をお送りします!!

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