lofi hiphopを作ってみた。作り方も書き記しました(実践編)
前回は lofi hiphopを作ってみた。作り方も書き記しました
でLOFIヒップヒップって何?皆いた概要について触れましたが多くのアクセスや質問頂いたので、私なりに作った場合にはどういうやり方があるのかについて書きたいと思います。
コードを書く
LOFIヒップホップのキモになるのがオシャレなコード進行です。”JAZZ”の要素を取り入れるとオシャレに聞こえます。DTMの打ち込みに慣れている人はコードを打ってもいいですが、古いレコードからサンプリングしてきても個性の出しどころだと思います。オリジナルとしてリリースしたい場合はスプライス、ループクラウド等のロイヤリティーフリーサイトからダウンロードしてもいいと思います。
リードメロディーを書く
ここはパクらずに打ち込んだ方が面白いものができるので頑張りどころです。音色はLOFIヒップホップだとピアノ、エレピやシンセ、ギターなどが多いです。
ポイント解説:グレースノート【JAZZ奏法】を意識する
オシャレなリードを打ち込む時グレースノートという奏法を使うとJAZZっぽくなります。半音下げる事で、実際のJAZZの演奏でもよく使われています。どの辺りを半音下げるかはセンスです!
ベースを打ち込む
音色はウッドベース、エレキベース、シンセベース、などが使われています。ベースは音にグルーヴを持たせる上でかなり重要!
ポイント解説:ベースは3種類用意する
ベーストラックは3種類用意しましょう。ゴーストノート(リズムに沿った音)、グレースノート(メロディーライン)、カウンターメロディ(相の手)、JAZZっぽさを出すときにこの相の手が大事でなくていい場合もありますが、メロディーが何もないところでベースメロディーを刻むとベーシストが居るかのようなかっこいい感じを出す事ができます。
ドラムを打ち込む(ブーンバップ90年代風)
LOFIヒップホップのビートは時別理由がない時はブーンバップという90年代のビートを使います。ヒップホップ用語「ブーンバップ」とは90年代らしいヒップホップのサンプリングビートで、トラップのブーム伴い、対義語として使われることが増えた言葉。 90年代のヒップホップの太いドラムでループする、ストレートなヒップホップのビートを意味します。90年代の音楽からサンプリングしたり、スプライス、ループクラウド等のロイヤリティーフリーサイトでもいいと思います。あまりクオンタイズ(拍に機械的に合わせる)しすぎずにタイミングをずらしたり、手で打ち込んでも良い部分です。
ポイント解説:キックを跳ねさせる
ドラムを最後に書いたのは個性が出やすく作り込みによって変わってくる部分だからです。単調になりがちと感じた時はKICKを跳ねさせるのがオススメです。1小節の拍数をデフォルトの/16から/24に変更するなどアクセントを付けるのも良いでしょう。
LOFI化する
そこで忘れてはいけないLOFI化。ここも個性の出しどころですがポイントとしてはどのトラックをLOFI化するか?です。メロディ部分、ドラム部分かでも曲の印象や世界観が変わってくるので色々試してみましょう。
ポイント解説:オススメプラグインやLOFI効果を出すヒント
NICKY ROMERO「KICKSTART」ードラムだけではなくシンセ、ベースに簡単にサイドチェインをかける事ができます。EDMでも使えるし非常に安価ですので是非ゲットしてみてください。
iZotope 「Vinyl」ー聞いたことあるLOFIなエフェクトを簡単にかける事のできるオススメプラグイン。無料なので是非試してみてください。
人の声や雨の音等の環境音もLOFIではお馴染みですが、色々当ててみると面白いものができそうです。スプライス、ループクラウド等のロイヤリティーフリーサイトでも面白い音が無数にあるのでオススメです。
曲を構成する
基本的に過去のあり物を使うLOFIジャンルにおいて曲が単調になりがちな問題が起こりますが、曲がよく聞こえる秘訣としては曲の構成を変えてバリエーションを増やす事です。トラックを全部鳴らしたのがサビとするとドラムを抜いた部分、エフェクトのかかり具合、メロやドラムのみなどのパートなど構成していくと曲の印象が変わります。
まとめ
ここまでのポイントを抑えられたら、それっぽいものができていると思います。DTMをこれから始める人で、機材やDAWをどうしたら良いか、実際の操作方法についてもご紹介できたらいいと思ってます!